6月に会社力強化支援センターというチームを立ち上げた。メンバーは神戸市内に事務所を持つ5人の行政書士だ。同じ事務所の李さん、薦田さん、垂水区の青山さん、高畠さんの5人だ。
1回目のセミナーを9月に開催したが、その前にプレスリリースをした。神戸新聞と日経新聞の記者さんを前にして、5人が並んで、知的資産経営報告書の話をした。予備知識は余りないようだったが、質問が的をついているのはさすがだと思った。その数日後に神戸新聞に知的資産経営報告書のことと私たちのチームのことが載った。嬉しかった!メンバーは皆心の中で万歳を叫んだはずだ。
しかし1週間たっても2週間たっても日経新聞には載らなかった。そのうち忘れてしまっていた、というか諦めてしまっていた。日経は私たちが言ったことなんか取り上げてくれないのだと思った。軽い敗北感だった。
ところが9月25日の日経新聞に知的資産経営と知的資産経営報告書のことがかなり大きく取り上げられた。当日時間がなくてしっかり説明できなかったことがちゃんと載っている。質問に答えているうちに「京都府は知的資産経営の取り組みが一番進んでいるのです」と言ったものの細かい説明はできなかった。私も言い足りなさで欲求不満だった。しかし記事には丁寧に京都府の取り組みやその他のことが書かれてあった。あきらかにいろんなところに取材したのがわかる。私たちへの1時間の取材だけではなく、取材対象を広げ、掘り下げてあった。単に神戸の行政書士の話ではなく、社会全体の話に仕上がっていた。
さすが、これが記者の力量かと感心した。
自分たちの事が載ったのはとても嬉しい。だけどそれ以上に記者のいい仕事を見せてもらったのが嬉しい。月の両面を見ることができたみたいだ。めったにできない経験をさせてもらった。