一ツ橋大学大学院教授の石倉洋子さんの講演を聴いた。日本経済新聞主催のセミナーで「ActGrobally,ThinkLocally-世界に一歩を」というタイトルでの講演だった。私より年上と見られる石倉さんは動きもスタイルもファッションも若々しく、しかもエレガントだった。後姿からはふくらはぎに筋肉がしっかりついているのが見えた。走るのが好きという話だった。講演の内容を私なりの解釈で一部記すと
これからは既成の枠組みがなくなり、速いスピードで変化していく。このような時代には既得権益や、しがらみがなくなっていくのでそれらをもたない人に可能性のある時代である。「そんな時代に個人はどのように生きていけばよいか。」個人はそれぞれ特有の良いところを持っているから自分の売りを探す。自分の言葉で意見を語れるようになる。そのときに相手の立場を尊重できるようになること。そしてまず行動に移す。新しい世界に出て行くことを恐れることはない、むしろ違う尺度で自分を評価してもらえる可能性がある。
「どうやって?」ActGlobally-日本にいながら、世界を視野にいれる。広く全体のことに興味を持つ。自分で見る、聞く、考える、そして試す。ThinkLocaiiy-身近なものの良さや、美しさに感動できる心を持つ。日本人の持つきめ細かさを大切に。
考えすぎると何もできなくなる、まずはやってみよう!だめならすぐやめればいい。しがらみのない人が未来を作る。昔は良かったではなくて、これからはもっと良いだろうと考える。(Best is yet to come)
というような内容だった。これまで名前も知らなかったのだが、今日で大ファンになってしまった。Best is yet to comeは大好きな言葉になった。格好いいの一言だ。実際に現実にいる人をこんなに格好いいと思ったのは初めてだ。ダボス会議に何度も招待されていると何かに書かれていたが、一流のオーラを出している人だった。石倉さんの書かれた「世界級キャリアのつくり方」という本を手に入れたので早速読んでみるつもり。自分が歩く道を光で照らしてもらったような日だった。この出会いで自分がどのように変われるだろうか。