大阪府庁に行ったあと、京都へセミナーを聞きに。知恵のチャレンジャー・ネットワークの第1回テーマ別セミナーで、「エコビジネス」における知恵ビジネス展開を考えるというものだった。
事例報告の1例目は、地熱住宅「はしもとの家」。地下5mの地熱を取り込む地熱住宅を提唱しておられる福知山市の橋本工業(株)の社長の話だった。ホームコタツのように家を包み込むという感じだ。日照の少ない京都北部では太陽熱を利用するシステムは効率的でないそうだ。地元の弱みを差別化の要因として強みに変えた見事な戦略。
2例目はサイクルシェアをしているレンタサイクル店かりおんの店長兼オーナーの話。出町柳駅付近の不法駐輪をなくしたいという思いからはじめたという。自宅から駅へ乗ってくるサラリーマン、駅から学校へ乗って行く学生。違う方向へ向かう人達で自転車をシェアするというアイデア。事業主の方の熱い思いが伝わってくるような話だった。この人は、ベンチャー企業家と言うのか、社会企業家と言うのかと考え込んでしまった。
あとの懇親会でもいろいろな人と話をして、刺激を受けて帰ってきた。懇親会のスペイン料理もおいしかったです。喋ったり、食べたり、口が大活躍の日だった。