今日は行政書士記念日。行政書士法が制定された日。
ということでわが兵庫県行政書士会神戸支部でも行政書士記念日市民講座が開かれた。事前の情報では、参加者が少ないという話だったが、定員100名の部屋はいっぱいだった。
講師は元報徳学園中・高等学校長の位田隆久(いんでん たかひさ)氏だ。ライフハーモニー研究所所長という、いささか新興宗教らしき肩書きに?と思っていたら、初めのご挨拶の時に新聞に文章を掲載するときに前校長という肩書きを使いたくなかったので作った名前で、所員1名私だけです、ということだった。
面白い人だ。自分を大きく見せようとする人が多いのに、反対のことをしている。軽妙な中にも教養の深さとなるほどと思わせる話はとても面白かった。
今の世の中、お天道様が見ているという考え方がなくなった。これが世の中をおかしくしている。人間には天の目、他人の目、自分の(内なる)目の3つの目がある。この天の目をなくしてしまった。
①世の中は思い通りには行かない
②なんでも過ぎたるはいかん
ということをオトナたちが若者に教えていかなくてはいけないという話だった。
単に昔はよかったというのではなく、全て光には影があるという、実世界の複雑さをわかった上で、それでもこの世の中を他人様にも自分にも住みやすく、楽しく暮らせるように頑張っていこうという話は大人に責任と自覚を促してくれる。
久しぶりにいい話を聞けて良い日だった。明日の活力をもらいました。素敵な大人になりたいと思った。
1つ心残りは名刺交換できなかったこと。電話が通じない暮らしをされているそうだがメールはどうなんだろう。
どこかでまた話を聞く機会があればいいのだが。
著書 「王 昌齢特集」(共著)、「田さん私的備忘録」
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