久しぶりにゆっくり読書した。昨日、今日と2冊読んだ。普段ビジネス書は読むが、それ以外の本はほとんど読んでいない。久しぶりに楽しみとしての読書だった。毎日1冊本を読めたらいいなぁと思った。しかしそれでは仕事にならない。1か月30冊は無理だが、せめて月に何冊かは楽しみのための読書をするように決めよう。若い頃にあまり本を読んでいないので読みたい本がいっぱいある。
梅棹忠夫さんもその1人だ。恥ずかしながらこの年になってはじめて梅棹忠夫さんの本を読んだ。もちろん名前は知っていた。関西の知を代表する人の1人だし、大阪の千里にある国立民俗学博物館の初代館長だ。硝子のケースに入れないで展示する展示方法が開館当時大変ユニークだと有名になったような記憶がある。数年前に千里にあるホテルでお見かけした。既にそのときは目が不自由だったが、サングラスをかけて、秘書らしき人の肩に手を置いて先導されながらホテルの階段を上る姿は威風堂々としていて本当にかっこよかった。オーラが出ているというのはあのようなことを言うのだろう。
梅棹忠夫さんの本を読んだ途端、好きな作者だと思った。私が大好きな松田道雄さんによく似た雰囲気の文章だった。それもそのはずで、梅棹忠夫さんは本の中で松田道雄さんのことをもっとも尊敬する先輩の一人と書いていることを後で知った。
読書の時間を確保する。そのためには、仕事の段取りをよくして生産性を上げなければならない。これを今年の目標にする。
なんだか人参をぶらさげられたウマのような気がしないでもないが・・・・・