酸素カプセルというものを体験してきました。以前テレビでプロ野球の選手が自宅で使っているという事は聞いたが、アスリートではないT社長が購入されて、使われているということで、お試しをさせてもらった。
寝袋を大きく、立派にしたような機械だ。日焼けマシーンみたいなハードな装置を想像していたので、「エッ?」というのが第1印象だった。上についているファスナーを開けて中に入る。服装はそのままだ。本とメガネを持って入った。頭の部分だけ透明だから室内の明かりで本が読める。
圧を下げていく途中で耳が高い山に登ったときのようになる。耳抜きをなんどかしていると、「今から圧は一定になります」とT社長の声。その直後から、耳の変なのが直った。あとは中でひたすら本を読んでいた。中は音が少しうるさいが、外の音が聞こえないほどではない。来客の声も聞こえる。本を持つ手がダルイ。文庫本にするべきだった。何も考えずに読みかけの本を持ってきてしまった。「圧を元に戻します」との声が聞こえた。元に戻るときは早い。「ファスナーを開けていいですか」と言われ、「はい」と言ったと同時にファスナーが開いた。
「足元がふらつきますから、気をつけて下さい」と言われて「??」と思いながら起き上がったら、すこし頭がフラーとしている。寝ぼけているときのようなかんじだった。おいしいお水と甘いお菓子を頂きながら少しおしゃべりしていた。少し寝ぼけた感じだが、1時間弱横になっていたからだろうと思った。最初の感想は「そういえば、少しは体が軽いかな?」くらいだった。2,30分喋って退去した。帰る途中少し体が軽いなと感じた。重さを感じないと言う方が正確だ。そういえば若いときはこんなふうに体の重さなんて感じなかったなと思いながら帰路に着いた。
翌日は朝からヨーガの日だった。なんと今までよりたくさん体が動く。いつもしていることがいつもよりもっとできるのだ。しかもいつもより楽に。昨日体の重さを感じないと思ったがこれほどとは思わなかった。体を動かしたからよく分かったのだろう。ヨーガのあと仲間に酸素カプセルの話をしたら「どんなだった?」「どこにあるの?」という反応だ。みな酸素カプセルの話は知っていた。行きたいという人もいた。T社長お客さん連れて行きま~す。