先日、京都経営品質協議会主催の経営品質入門オープンセミナーに参加した。自分のお客様に良い情報をご提供できるといいなと言う軽い気分で参加したのだが、会場の聴衆を巻き込むセミナーにすっかり自分自身が夢中になってしまった。
講師は鬼澤慎人氏。NPO法人茨木県経営品質協議会を設立した方だ。
経営の質を経営品質と考えて、経営品質の向上を目指しましょう、と言う話だった。経営品質向上の基本理念として、顧客本位、社会との調和、社員重視、独自能力が上げられている。卓越した経営は社員と経営者との信頼関係でなりたっているという言葉に惹かれた。簡単に言うと経営者が社員のことを考えるのも大切な経営戦略の一つだということになる。
それに黒船襲来時に藤田東湖が吉田松陰に贈ったという言葉に感銘を受けた、「国難襲来す 国家の大事といえども 深慮するに足らず。深慮すべきは人心の正気の足らざるにあり。」そうだそうだ、子どもへの虐待などの嫌な事件が起こるのは正気を失ってるからだと思った。