今日は経審を受けに大阪府庁へ。昨日から松葉杖が1本になった。荷物は持てるようになったが、歩くのは以前より時間がかかる。決算変更届を出すとき、番号を呼ばれたが歩くのが遅くて次の人の番号を呼ばれてしまった。私の姿を見た担当の人は「しまった!」という顔で「すいません」と謝ってくれた。大きな声で{はい」と返事をすれば良かったんだろうけれど、さすがに恥ずかしくてできなかった。
経審を受けに2階へ行くが、急な階段だ。手すりにつかまりながら2階につき、部屋へ入った。大勢待っていて待合の椅子は満員だった。一番近くの椅子に座っていた男の人が私の姿を見てはじけたように立ち上がってくれた。お礼を言って座らせてもらう。
ここの建物は入口の階段は数が多くて急だ、しかしスロープを歩くとあまりにも遠い。2階に上る階段も急だ。エレベータなどついていない。建物はちっともやさしくない。だけど中であった人達はやさしかった。
期間限定の弱者なので、他人の親切が嬉しい。「少し親切にしてもらうだけでこんなに助かるのだ」とよくわかった。今回いろんな人達から受けた親切は足が治ったらお返ししよう。今度高齢者になってからではお返しができないから、できる内に。