今日は知的資産経営報告書のヒアリングの日だったが、先方の都合で変更になった。時間が空いたので医者に行く。週に1回通っている近所の整形外科だ。開業して20年以上経っただろうこの医院は、とても混んでいる。それも開業以来ずっと混んでいる。午前の診察の最後の方に行くと終わるのが大体2時頃になる。近所でも混んでいるので有名な医院だ。先生の腕や人柄がよいから混んでいるのだろうけれど、朝8時から夜9時頃まで診察している。たぶん昼の休みも1,2時間くらいだろう。だんだん診察時間の始まるのが早くなってきている。終わりは変わらないから、診察時間を増やさないと患者をみきれないのだろう。
私と同世代の先生の診察を受けていて、「こんなに仕事に追われてこの先生は楽しいのかしら?」と思ってしまう。20何年もこの調子で働いているから患者さんからたくさん感謝されただろうし、お金もたっぷり稼いだろう。「でも今一番欲しいのは休息ではないのかしら?」と怠け者の私は思ってしまう。世の中のために立とうという崇高な気持ちで医者になったのだろうけれど、そして私も現にこの先生に見てもらえてよかったと思っているけれど、この先生に休息をさし上げたい。「崇高な心ゆえ自身ガしんどい思いをされているのではないか。」と思った。人生ってままならない。
お医者様と呼ぶにふさわしい先生だ。